
生まれ育った故郷であるという揺るぎようのない事実。
それは、過去から現在、そして未来へと時を経ても、そして荒けた状態になったり、誰も住まないであろうとしても故郷であることには違いない。
それを他の誰かに売る、貸すということ。
母さんには、今回のことで奔走して苦労する思い以上に、じぃちゃんやばぁちゃん、そしてひぃじぃちゃんやひぃばぁちゃんがおそらくは大事に大事にしてきた土地と気持ちを手放していいのだろうかという思い・葛藤があったのであろう。
そうケンイチは思う。
続く…。
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