マサカズとユウイチからそれぞれ十万円、計二十万円入っていたのだ。
ミチコは「まぁ、ほんの気持ちっていうぐらいだから三万か五万円ずつ、合計六万か、十万かしら…」って皮算用していたが、マサカズとユウイチの気持ちはそれを上回った。
金額じゃなくて、二人の気持ちがうれしかった。
一旦、遠くの外を眺め、気を落ち着かせるミチコ。
そのあと、車のエンジンをかけ、いつものようにカーオディオに好みCDを入れ替える。
と、ミチコはあることを思い出し、息子ケンイチに電話する。
続く…。
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