入居日だからって、家主・ミチコが行く必要はない。

ただ、おそらくは今後の数年間、見ることはないであろう実家を、そして思い出をこの目に焼き付けておきたかった。

到着すると、忙しそうに荷物の搬入が行われていた。

滞在時間はほんの数十秒。

車のパワーウィンドウを下げ、車の中から実家を眺めるミチコ。

最後に自分自身に頷きを与えるように首を縦に2回振り、車を走らせた。

続く…。

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