
この約1年間の汗と涙を思い出しつつ、これで得たお金で買おうと思っている新車の軽とカーナビとそこから流れるミスチルを頭の片隅に思い描きながら、ミチコの大発表。
マサカズとユウイチは特に口を挟むことなく、ただただ時に頷く。
発表を終えたミチコは最後に「これでいいんだよね?」と隣にいた息子いや不動産会社勤務5年(先月、売買部に部署移動)のケンイチに同意を求める。
ミチコの発表を耳に、あぐらから正座へ姿勢を正していたケンイチはうんうんと2回大きく首を縦に振った。
続く…。
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