次の日、司法書士の増田クンは何やら真剣な面持ちで
「あのー。これは専門外なんで、詳しくは私も知らない…。いや知っているんだけど
あまり詳しくは言えないというか…。でも言っていた方がいいかなって思って」
と増田クンは手元のプリントからミチコに視線を移す。
「何よー何!言って!言って!」とミチコは返す。
「コレ、なんです…」
と増田クンから渡されたプリントには
【不動産売ったときの税金】
という文字。
「税…金…」
とミチコも真剣モードに。
「詳しく教えて!」
と増田クンに詰め寄るように話が、増田クンはすぐには返さず、頭の中で言葉を選んでいた。
続く…。
投稿者プロフィール
最新の投稿
- 小説:お盆と家族と不動産と2022年12月22日第七十四話~最終回:星になれたら~
- 小説:お盆と家族と不動産と2022年12月22日第七十三話~葛藤~
- 小説:お盆と家族と不動産と2022年12月22日第七十二話~コロナ対策じゃない方~
- 小説:お盆と家族と不動産と2022年12月19日第七十話~コロナ対策じゃない方~