少し深刻な面持ちで、ミチコは市役所に行くために車のエンジンを入れ、フーッと長い溜息をついた。
そんなちょっと憂うつなミチコを救ってくれたのはミスチルの「GIFT」。
車から流れる「最高のギ~フト…」が身に染みた。
なんだか、この山。そう死んだ父ちゃん名義の山と困難な山が、父ちゃんからのギフトに思えてきた。
そして、頬をつたう一滴をぬぐい、ミチコは市役所へ向かった。太陽はすでに高々と地を照らしていた。
続く…。
投稿者プロフィール
最新の投稿
- 小説:お盆と家族と不動産と2022年12月22日第七十四話~最終回:星になれたら~
- 小説:お盆と家族と不動産と2022年12月22日第七十三話~葛藤~
- 小説:お盆と家族と不動産と2022年12月22日第七十二話~コロナ対策じゃない方~
- 小説:お盆と家族と不動産と2022年12月19日第七十話~コロナ対策じゃない方~